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トラッキング調整用発信器の作成 (マーカー)
      <<調調整用4MHz間隔発信器>>
(基準4MHzで、4MHzから28MHzまで4MHz間隔で、信号出力)
依頼により、初めてマーカー信号を出す発信器を作ってみました。
製作に際して。
このサイトで紹介しています中間周波数(455KHz)発信器を使われた
方からのリクエストで作成した、短波帯ラジオ調整用のマーカーです。
高価な計測器を買うほどではないが、調整はしてみたいと思われる方
に向いている発信器かと思います。
発信の基準は、4MHzの水晶を使い、その高調波で、28M程度まで
実用範囲と思われます。(実測では、もっと上まで出ています)
図1 トラッキング調整用発信器
え? 455発信器と同じだって
はい、ほとんどおなじ原理です。1Khzの変調も付いていますので、
AMラジオの調整も使いやすいと思います。
依頼者に使ってもらいました。
さっそく、依頼者に送り、使ってもらいました。
こういったラジオを調整するのには便利でしょうね。MWのように、
常に、決まったところが、確実に聞こえないので、基準となる周波数
が出せるものがあると、なるほど、便利そうですね。
(私は、ST管ラジオがメインで、短波はほとんど聴かないので、そこ
まで、調整したことがありませんでした。)
図2 トラッキング調整
実験中の風景
私は、回路を原理とか、理論で考えることができないので、とにかく
やってみて、うまくいくかどうか試すしかありません!(涙)
と、言うことで、早速実験しました。
ブレッドボードに発信部を作成し、コンデンサ容量のチェック
図3 試験中!
さすがに、水晶だけあって、安定性はよさそうです。
この実験を元に、組み上げてみました。
使った水晶は、デジタル時計を作ろうと買い込んだ水晶で、30ppmのものです。
安価に販売されている4M発振子は50ppmなので、多少は精度も確保できると
思います。
もちろん、図2のようなラジオの場合、指針の幅以内の誤差と推測されます。
図4 基板
使い方は、簡単で、基板上のテスト端子に、20〜30センチの線を
差し込んで、アンテナ代わりにするだけです。
あとは、ラジオを4M,8Mとあわせて見ていくだけです。
回路構成について。
4MHzの発信が、2SC1815で、1KHzが555を使用
455KHzの発信回路と同じ構成です。
特殊部品は、まとめて買うしかない
秋葉原ならまだしも、水晶など、お店に注文しようとすると、”何個?”
で、1個と答えると、話は、そこでおしまい。
どうしても10個とか、20個セットを買う羽目になります。
またしても、数セット分のパーツが手元に残りました。
これまた、部品がなくなるまでの間(数台)配布いたします
商品の写真です。ただし、電池は含まれません
製作依頼の詳細はこちらをご覧ください。
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