SR-280Mの修理(修理依頼品)

SR280Mの修理依頼を受けました。
1.電源が入り選局もできますが、ボリュームを最小にしてもそこそこの音が出てしまいます。
2.1の状態で電源スイッチのボタンに表記がある”HIGH”や”LOW”にすると「けたたましく大きな音」がでます。
これは心臓によろしくありません。 との事でした。
現物を送っていただき試験したところ、
音量を絞っても確かにやかましいほど音が出ています。
HI-LOW切り替えは、たまにガリガリ言いますが、いつもではなく、そこまで大きな音はでていない。
ところが、PUに回した瞬間から、めちゃんこでかい音でラジオが鳴ります。
おかげで、かみさんに”夜中に大きな音出しちゃだめ!!”って、怒られりゃいました。
てな、具合で、これは修理するしかないなと思ったら、パイロットランプが点灯してない。
SR280Mの特徴である、針が、輝いてない。 多少の不安を抱えながら、シャーシを取り出しました。
案の定、劣化した配線が、シャーシとショート寸前です。
もしやと、シャーシ内を見ると、高圧ラインにも劣化した線があります。
すべて交換するのためには、組み替えないといけなくなります。
今回は、特に劣化した部分を配線交換し、音量調整を新品に交換する方針としました。
ただ、なぜPUで、”ラジオ”が鳴るのか不明でしたが。 (本文中で種明かし)


写真

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1 写真をクリックしてください
2
3 後姿
4 本体を背面から
5 左方方面、バリコンと、パイロットランプ
6 右側部分 パイロットランプ、スピーカー
7 シャーシの背面
8 裏蓋の裏?!
9 回路図がキャビネットの裏に
10 音量調整
11 配線劣化
12 フェルト?
13 ランプのブッシュ 左
14 ランプのブッシュ 右
15 劣化した配線
16 音質切り替え(Hi-LOW)のコンデンサ
17 ハンダの確認
18 手を入れる前
19 OSCコイルの配線
20 アンテナ線の交換
21 アンテナ線を交換しました。
22 ケミコンの交換
23 ケミコン接続
24 Toneのコンデンサ
25 さあ、修理だ! まずはパイロットから
26 パイロットランプ装着
27 ヒューズ交換
28 配線交換
29 SR-280Mの勇士
30 劣化した配線の交換後
31 今度は表面 バリコン
32 グランド線の交換
33 修理依頼の部分に入ります。
34 VRの軸延長
35 数十年前の苦労
36 軸延長
37 マジックアイ
38 軸延長完了後、シャーシに取り付けました。
39 さっそく、スピーカーをつないでテスト
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41 電気をけしてみた。
42 全体像
43 後姿


真空管ラジオのお部屋


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