ラジオ受信周波数直読式、HF帯周波数カウンター

ラジオで、遠距離の放送局から送られてくる電波や、短波帯の受信をするとき、ラジオのパネルの目盛りは、大雑把でとても合わせにくいと思いませんか?
”たしか、このあたり、だけど。”と上下探る事になります。 特に短波放送は、合わせにくいと思いませんか?
そこで、真空管ラジオの局発周波数を計測し、表示する表示機を作ってみました。

スーパーラジオは、目的の周波数の455KHz高い周波数を発振しているので、通常のカウンターを繋ぐと、受信周波数が直読出来ません。
そこで、計測した周波数から、455KHz減算した値を表示して、受信周波数を直読出来るように作ってみました。
これを使えば、ほとんどの真空管ラジオ(中間周波数が455KHzの物)に受信周波数直読のデジタル周波数表示機能が付けられる事になります。
また、調整を行う際も、ラジオの目盛りとは違って、1KHz単位での表示が正確に出ますので、トラッキング調整も容易になります。
(自作や、OSCコイル交換など、自作に近い修理をした時などは、特に便利。)
さらに、さらに。
このカウンターは、最低桁が1KHzですが、実測は250Hz単位で計測し、四捨五入して表示してみました。
何が違うかって?
一般のカウンターで、目的周波数近辺で微動するラジオのOSC発振周波数を計測すると、どうしても1カウント誤差によるちらつきが出ます。
たとえば、目的周波数が720kの場合、OSCコイルは1174.90〜1175.10ぐらいで受信しています。
一般のカウンターでの表示は、1174と1175で、ちらちらします。しかも、受信周波数の720では有りません。(瞬時に-455の引算ができる方はいないでしょう。)
このカウンターの場合、-455KHzと、四捨五入により、719.75〜720.25までは720となり、ぴったり受信周波数に合わせた時、ラジオの微妙な変動で表示数値がちらつく現象がありません

この周波数カウンターの表示は
1k-999k 最小単位は、1KHzで表示
1000-9999k 先頭1桁目に小数点を表示して、1.000-9.999と表示 最小単位は、1KHzで表示
10000-16393KHz 頭の1を表示せず、12345KHzは、2.345と表示し、少数点をブリンク
16M-30MHz 23.45MHzは、23.45と表示 最小単位は、10KHzとなり、10K以下は四捨五入
16384Khzあたりでのちらつきをなくすため、一度23.45というように、MHz表示に切り替わった場合、
周波数が、15000kHzまで落ちてくるまでnn.nnで表示する。
という仕様としてみました。 もちろん自動判定です。このあたりが、CPUを使うメリットでしょうか。

このカウンターを使われた方のコメントも追加しています。
詳細はこちらの、周波数カウンター基板セットを参照願います。

現在配布中の基板はこちらです。周波数カウンター基板
ノイズに関する情報のリンクもありますよ。


写真

写真をクリックすると説明画面に移ります
1 出来上がり写真から。
2 LEDボード配線図
3 CPUボード配線図
4 CPUボード配線図ボード、ジャンパー
5 回路図(実物大も作成)
6 ラジオ用と言うからには。 ちらつかない
7 ラジオ用と言うからには。 受信周波数表示
8 基板準備
9 基板に配置図書き込み
10 部品を集めましょう
11 背の低い抵抗から付けています。
12 蛇の目のジャンパー、0.35mmの線
13 1.5Dケーブル取り付け部の加工
14 配線完了(ジャンパーはまだ)
15 部品配置
16 ジャンパーを立てていきます。
17 ジャンパー完成
18 基板を繋ぎます
19 LED基板に付けていきます。
20 完成したので、開いてテストします。
21 ラジオ周波数表示で確認
22 1.5Dケーブル取り付け(信号入力)
23 計測数値直接表示か、-455かのSW
24 CPU基板へのセット
25 ちょっとだけ試験
26 スペーサーを入れて固定していきます
27 基板の完成
28 前面からの姿(LEDの足の長さ調整前)
29 パネル加工
30 組込(単3が入らなかった!)
31 基板、SWの組み込み
32 周波数カウンター完成です。
33 プローブを作りましょう。
34 出来上がりです。
35 さっそく中波/短波ラジオに繋いで実験
36 高い周波数は、アナライザーを使って。
37 完成です。
38 パネルの位置関係
39 JG6IJSさんの作品
40 JA6OPXさんの作品
41 JA2OZXさんの作品
42 TheOrbitさんの作品
43 静岡@ラジオ親父さんの作品
44 川崎市のラジオ大好きさんの作品
45 静じい さんの作品です


真空管へ戻る


inserted by FC2 system