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JH4ABZ IFT 修理
真空管ラジオ調整用
中間周波数(455KHz)発信器の作成
*このサイトでは、回路図等は掲載していません。
以前、SSTV関連で回路掲載した時、勝手な直接リンク等で困ったことがあり、
本文記載ルールでメールをいただいた方に、メールで公開することにしております。
製作に際して。
中間周波数を455KHzに調整し、最高の感度を得るには、455KHzの
発信器があると便利です。
SGなど持たないし、アンテナアナライザでもそこまで低い周波数は
出ないので、何かの理由で以前入手して使っていなかった、455KHz
のセラロックが出てきたので、これで9V電池(006p)で動作する発信
器を作りました。
本来は6WC5のグリッドに繋ぐのが正しいのですが、面倒なので、
ラジオのアンテナに直接繋いで、検波電圧をテスターで計測してい
ます。(マジックアイの信号線がつながるところ)
赤丸は、本来繋ぐべき場所。 緑がテスターの+側を当てるところ。
テスターの−側は、シャーシーへ。
図1 チェックポイント
信号を入れ、IFTのコアを回し、テスターの電圧が、マイナス方向に
大きくなる(経験上、-5〜-8Vぐらいになります)ところに合わせます。
マジックアイが付いている場合、テスターは無くてもできますが、や
はり、中心部分が分かり辛いので、テスターの方が楽と思います。
改造バージョンの作成。
小さくて、調整に便利な発信器を、同じくラジオ修理をしている師匠
に、「いいだろう!」と、自慢げに送ったら、1KHzの変調かけてくれ
とのリクエストが。
なるほど、変調が軽くかかっていれば、音が大きくなる所に合わせ
るだけでいいので、テスターとか不要ということか。ふむふむ。
さっそく、秋葉に部品の注文(NE555) して、オーディオ発信器を作り
デジタルトランジスタで、中間周波数(455KHz)発信器のエミッタの
抵抗値を切り替える方法で、変調をかけてみました。
自分も使ってみましたが、なるほど、変調はあった方がいい。
そこで、切り替えSW付きの発信器を1枚の蛇の目基板に収め、
作りなおしてみました。
これが作品
図2 中間周波数(455KHz)発信器
図3 配線面
さらに師匠が、「ケースに入れたのを見たい」などと申されるもので、
秋月のアクリルケースに組み込んでみました。
ま、使うときは、蓋をあけて、使うのですが。
図4 ケース入り
使い方は、簡単で、基板上の黄色と黒色のテスト端子を、ワニぐち
クリップで、アンテナとアースに繋ぎ、スイッチをON。それだけです。
その状態で、テスターを使う場合は変調なし、音で調整するときは
変調ONで、IFTのコイルをこねこねして最大に合わせます。
製作について。
私の場合、穴あき基板で作ります。
1台目は、試験をしながらで時間がかかりましたが、師匠に送るた
めの2台目作成は、2時間程度。EXCELで作成した実態配線図に
したがって、どんどん付けていけば、2時間程度で出来ます。
それを、周波数カウンターで、計測して455KHzに合わせて完了です。
部品面に場所を間違わないようにポイントを書き込んでから部品を
入れ、裏返して設計通り、はんだ付けし、その後、盛っていきます。
回路構成について。
455KHzはセラロックの発信が、2SC1815で、標準の回路を、そっくり
そのままで作っています。
さすがに、セラロックだけあって、安定性は抜群で、電圧を9.5Vから
6V程度まで変化させて計測しましたが、カウンターに表示される、
発信周波数は、455KHzを維持したままになります。
オーディオは、NE555のこれまた標準回路をそのままで、計算上は
1KHzですが、所詮CR発信なので、こちらは1KHzから、上下200Hz
ぐらいの誤差が出ると思われます。(私が使っているのは1.1KHz)
福岡って、部品屋がない。
そうなんです。部品屋がどんどん減って、バス代1000円払って買い
に行っても、無かったりします。
ならば、800円の送料を払って、通販の方が確実。困りはしないの
ですが、何せ100円の部品が、送料ともで、900円。涙涙です。
しかも、同じ店でそろわないので、送料はいっぱいかかるし、しかも、
思い立って、製作にかかるのに、何日か待たないと、届かない。
秋葉に近い方がうらやましい限りです。
私と同じ、部品入手困難な方へ。
通販で部品購入すると、1セット4個とか、1セット100本とか、やたら
余ったりします。私の場合も例外なく、数セット分余っています。
これを、回路図、穴あき基板の配線パターン図、穴あき基板と、
必要部品を手元に無くなるまで配布しようかと思います。
パターンとして、
1.回路図のみ メールで0円
下記、連絡方法を参照されて、連絡してください。
自動振り分けで見てますから、キーワード文字列を間違えないように
お願いします。(手書きの回路を画像で送ります)
2.発信器完成版 2,100円
秋月のケースに収め、電池を入れれば、すぐに使える形で送ります。
これは、基板に加工した物をケースに収めた物。
9Vの四角い電池、006pは、購入願います。
(完成品です。ダイソー電池でもけっこう長く使えます。)
連絡方法
製作依頼の詳細はこちらをご覧ください。
なお、製作は、メールをいただいてから作りますので、発送までの
お時間、期間は、メールで相談させてください。
送料等について。
送料は、レターパックの510円、または、直接受け渡しでお願いします。
また、保障が必要な場合、コンビニから着払いのヤマト便もOK。
全く保証のない、定型外は対応出来かねます。
お断わり。
製作は、休日に行っていますので、対応は遅いですので、あらかじめ
ご了承ください。
また、ハンダ付けのレベルは、写真の通りですので、確認願います。
発送でのトラブルは、保障できませんので、保障が必要な場合、
ヤマト便の着払いでお願いします。
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