原点に戻って。 AMワイヤレスマイク


私が真空管に巡り合ったのは、幼少のころ、近所のお兄さんがくれた”ラジオの製作”に掲載された”ワイヤレスマイク”からでした。
当時はST管で、6WC5とDH3A、整流は12Fあたりだったと思う。とにかく、実体配線図とにらめっこで作ったものです。
いざ、作ってみると、田舎だったのも幸いしてか、500メートル近く電波が飛んでいました。
それ以来、ラジオや少々大きくなってからは、無線へと趣味が展開して行きました。
このたび、その原点ともいえるワイヤレスマイクを作ってみました。
現在では、電波法なる物の存在も認識しているので、当時のような、無法な物ではありません。
ただ、今回はST管ではなく、MT管と余ったシャーシで使って作ってみることにしました。
利用方法は、まず調整に使用。また、ラジオのお部屋に並んでいるラジオに、CDなどの音楽を流す時にも使えます。
回路は、2球で整流はダイオード。(整流管が余裕がなかったので)
久々のAMワイヤレスですが、5mくらいでノイズなしで受信、20メートル離れるとほとんど入らない程度。
我が家の駐車場まで飛ばないので、ご近所には飛んで無いと思われます。
電波を抑えるために、6BE6のプレートには、コイルを使わず、抵抗で負荷をかけています。



写真

写真をクリックすると説明画面に移ります
1 回路図です。
2 シャーシーは綺麗に。ソケットは新品
3 ボリュームの軸延長
4 パイプの加工
5 延長完了
6 ラジオに比べて、簡素!
7 後ろから見ても、簡素!
8 配線面
9 全体の雰囲気
10 ラジオのお部屋でテスト運用


真空管ラジオのお部屋へ


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